つみたてNISAの銘柄選びって何で決めているの?
楽天証券でおすすめの銘柄を教えて!
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天VTIって何が違うの?
私は2018年11月から、楽天証券でつみたてNISAを始めています。
つみたてNISAを始める・投資信託を買おうとすると銘柄選びに迷いますよね。
この記事を見てくれている方の中にも、迷っている方がいると思います。
私はつみたてNISAを始める時、米国株に投資しようと決めていたのですが…
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下楽天VTI)の2択で迷いました。
なぜなら、この2つの銘柄は、「楽天証券全銘柄ランキング・トップ2」だからです。
出典:楽天証券 (2022年06月10日時点)
おそらく、投資初心者にとって初めての投資は、つみたてNISAやiDecoが多いと思います。
私自身、初めての投資が「つみたてNISA」でした。

きっと私のような人もいるはず!と思い本記事を作成しました。
そこで本記事では、下記について紹介します。
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天VTIの違い
- 2つの銘柄を両方買っていいのか【結論:両方買ってもいい】
- 各銘柄におすすめな人
01.eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天VTIの違い
まずは、楽天VTIとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の特徴です。
楽天VTI | eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | |
ファンド | インデックス | インデックス |
基準価格 | 19,485円 | 18,895円 |
純資産額 | 5935.72 億円 前年比+108.76% | 12684.23 億円 前年比+175.03% |
信託報酬 | 0.132% | 0.0968% |
ベンチマーク | バンガード・トータル・ストック・マーケットETF | S&P500指数 |
買付手数料 | なし | なし |
銘柄数 | 4,098銘柄(2022年3月末) | 代表的な500銘柄 |
※2022年6月10日時点
楽天VTIとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)のどちらも、米国株式を投資対象としています。
純資産額はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)が高く、人気のある銘柄と言えます。
しかし、「人気がある銘柄=成績が良い」と一概に言えません。
では、なにで判断すればいいのか。
楽天VTIとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の大きな違いは、
- ベンチマーク
- 信託報酬
- 銘柄数
①ベンチマークが違う
ベンチマークとは、投資信託などが運用の指標にしている基準のこと
例えば、日本株式に投資する投資信託であれば、TOPIXや日経平均株価などの指数がこれに当たります。
楽天VTIが連動しているは、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。
「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」は、世界最大級の運用会社である「ザ・バンガード・グループ・インク」が運用するファンドになります。
バンガード・トータル・ストック・マーケットETFを実質的な主要投資対象としているため、小・中企業を含む米国株式のほぼ100%の銘柄に投資することになります。
一方、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が連動している「S&P500指数」は、NY証券取引所・ナスダックに上場している大型米国株の中から選ばれた500銘柄に投資することになります。
②信託報酬が違う
信託報酬の比較
eMAXIS Slim米国株式S&P500:0.0968%
楽天VTI:0.132%
※2022年6月10日時点
信託報酬の差は0.0352%
信託報酬は投資信託の残高から毎日差し引かれます。この差をどう捉えるかは人それぞれですね。
ちなみに、楽天VTIの信託報酬は2021年12月時点で0.162%でした。
現在は0.132%に引き下げられています。
③銘柄数の違い
①で説明したように、楽天VTIは小・中企業を含む4,098銘柄に投資、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は大型米国株の中から選ばれた主要500銘柄を投資対象としています。
この銘柄数の違いが与える影響とは何なのか。次項で説明します。
02.eMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天VTIは【両方を買ってもいい】
過去5年チャートと組入銘柄の比較
以下は過去5年分のチャートです(2021年12月時点)

過去5年間の比較チャート

そう。ほとんど変わらないのです。
VTIは米国株式約3800銘柄に連動、eMAXIS Slim米国株式S&P500は米国の選ばれし500銘柄に連動しています。
しかし、組み入れ銘柄の上位はほぼ同じなのです。
※VTIの方がS&P500より構成銘柄数が多いので、上位構成銘柄比率も低くなります。

eMAXIS Slim米国株式S&P500組入銘柄

楽天VTI組入銘柄
※各組入銘柄は2021年12月時点
両方買ってもいい。しかし!
私は、両方買ってもいいと思います。
しかし「分散目的で両方買う」とういう考えをお持ちの方は、再検討が必要です。
ほぼ同じ銘柄に投資していることになるので、分散になっていません。
どちらか一方を選び、値動きの異なる資産へ資金を分散させましょう。
私がつみたてNISAで選んだ銘柄はeMAXIS Slim米国株式S&P500
私はつみたてNISAでeMAXIS Slim米国株式S&P500を選んでいます。
投資初心者の私が選んだ決めては、信託報酬の安さでした。
長期保有が前提のつみたてNISAでは、少しでも低コストの商品が良いと考え決断しました。
私のリアルな運用実績はこちらです。
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各銘柄がおすすめな人
eMAXIS Slim米国株式S&P500と楽天VTIの2つで迷っている方は、以下を参考にしてください。
- eMAXIS Slim米国株式S&P500がおすすめな人
・低い信託報酬で少しでも安く投資したい
・米国の大企業に多く投資したい - 楽天VTIがおすすめな人
・米国全体に投資したい
・米国の中小企業にも投資したい
今回は米国株に特化した選択になりましたが、米国株だから勝てるわけではないと思います。
改めて投資の勉強をして一国集中に投資しているリスクを忘れてはいけないと思いました。
ーfinー