毎月家計簿をつけているけど、急な出費で赤字になる
急な出費で貯金を崩さないといけない
一人暮らしの特別費って何?
本記事では
- 一人暮らしの特別費とは?
- 特別費の予算の立て方・貯め方
- 特別費の管理の仕方(おすすめアプリの紹介)
- 特別費の項目
を紹介します。
01.一人暮らしの特別費とは?
私の特別費とは「毎月ではないが、年間で発生する臨時出費」としています。
毎月節約や家計管理を頑張っていても、急な出費により家計は赤字・貯金を切り崩す…家計管理のモチベーションが下がりますよね。
私は今まで、急な出費に対し貯金を崩したり、クレジットカードの分割払いを利用していました。
これでは貯金は貯まらないし、月々の家計は赤字になります。
そこで、事前に「特別費」を設けることにより、急な出費に備えることにしました。
特別費を計画する時期
特別費の金額は人それぞれです。
項目も家計や生活様式によって異なります。
人それぞれ異なる特別費。
特別費は年間を通して計画することがおすすめです。
自分の1年を振り返り、必ず必要になるであろう出費、翌年の出費を予想しましょう。
02.特別費の予算-管理表-
私の来年の特別費の予算-管理表-です。

特別費管理表
管理表記入方法
- 支払いがある月に「項目」と「予算」を入力.
金額が未定の項目は、おおよその金額を入力. - 実績欄に「実際に支払った金額」を入力.
- 旅行費や美容・衣服費、予備費は「不定期な特別費」として予算を立てる.
実際に支払った時は、支払った月の実績欄に入力.
03.特別費の貯め方
特別費の貯め方は、3つあります。
- 毎月積立
- ボーナスで確保
- 1・2を併用
1.毎月積立する
ボーナスがない方、ボーナスは全額貯金したい方は毎月積立する方法があります。
毎月の特別費として積立し、必要時に出金します。
- メリット
ボーナスがない場合も、特別費を確保しやすい
ボーナスがある場合は、ボーナス全額を貯金または特別費以外の出費に充てることができる - デメリット
累計積立金額以上の出費があった場合、費用が足りない
2.ボーナスで確保
ボーナスがある方は一括で特別費を確保します。
- メリット
確実に特別費を確保することができる - デメリット
ボーナスでの貯金額が減るため、毎月の貯金額等で調整が必要
ボーナスがない場合は不可
3.1・2を併用
毎月の積立額を抑えたい場合、毎月の積立+ボーナスで補填することをおすすめします。
- メリット
ボーナスからの出費を抑えることができる - デメリット
ボーナスがない場合は不可
04.特別費を管理する方法
特別費は毎月の生活費、貯金と区別して保管する必要があります。
生活費や貯金と一緒にしてしまうと、支出金額と残金の区別がつきにくいためです。
管理方法は2つあります。
- 特別費口座管理
- 現金管理
1.特別費口座管理
特別費は高額です。
現金を手元(自宅等)に置くことに不安がある場合は、口座管理がおすすめです。
おすすめ管理方法
- 住信SBIネット銀行の目的別口座に入金
- マネーフォワードアプリを使用して残高と収支を確認
おすすめは住信SBIネット銀行の目的別口座に、特別費として入金すること。
私の場合、給料の入金・クレジットカードの引き落とし口座とは別口座なので、うっかり使ってしまう事が防げます。
特別費は現金で支払う場合とクレジットカードで支払う場合があります。
住信SBIネット銀行のおすすめポイントは以下です。
- ATM入出金・他行振込手数料が、毎月5回まで無料
- 提携コンビニのATMで利用できる
- スマホアプリで管理できる
- 目的別口座を利用できる
併用しておすすめなのが、マネーフォワードMEアプリです。
住信SBIネット銀行や他口座、証券会社と連携させることで、資産の確認をすることができます。
加えてクレジットカードの利用額を自動で反映させたり、手動で家計簿を入力することができ、日々の収支を管理できます。
2.現金管理
特別費を項目ごとに封筒に分け、その封筒から出金する方法があります。
現金が必要な時にATMで引き出したり、別口座に振込む手間が省けます。
現金で出金する場合は、封筒や管理表に金額と日付を記入するようにしましょう。
すぐに現金を使用できる反面、手元に現金があると、ついつい使ってしまう危険があります(私だけ?)
管理には十分に注意しましょう。
05.特別費の項目

年末年始費用
お年玉やお土産、正月休み期間に外出する際の費用。
例
- 親戚や両親へのお年玉
- お正月休み期間の外出費用
誕生日
毎年、誕生日プレゼントをあげる人への予算。
例
- 両親・親戚
- 友人・恋人
資格の更新費用
仕事に必要な資格の更新料。
自動車関係
例
- 自動車税(毎年4~6月に支払い)
- 車検費用(1回/2年)
賃貸関係
例
- 賃貸更新料(1回/2年)
- 火災保険更新料(1回/2年)
旅行費用
長期休暇等の旅行費用。
例
- 夏休みの旅行費用
- レジャー費用
美容・衣服
毎月ではないが美容・衣服に出費が重なる時に使用します。
年間で予算を立てて、この予算内で抑えるように意識します。
例
- エステや脱毛等の費用
- 冠婚葬祭等の衣服購入費用
予備費
上記項目に当てはまらないような、臨時出費に対して使用します。
家具家電やふるさと納税は、年間で高額になりやすい支出です。
月ごとの支出で賄えない分は、特別費から算出しています。
例
- 家具家電の買い替え
- 冠婚葬祭費用
- ふるさと納税
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以上が私の特別費の項目になります。
今回、私の特別費計画には入れませんでしたが、他の項目として以下が考えられます。
- 美容院費用
美容院での費用が毎月ではない場合、特別費から計上する方法。
例)
美容院 1回/2ヵ月:10000円 6回/年:60000円 - 衣服費用
年間の衣服費用を特別費として計上し、年間予算内でやりくりする方法。
高額になりやすい衣服は、年間で予算を立てると使いすぎ防止になります。
例)
衣服費(春~夏)20000円 衣服費(秋~冬)30000円 - 帰省費用
実家が遠方の場合、交通費等の帰省費用。 - 保険料
保険料を年払いにしている場合。 - 他年会費
クレジットカードやサブスク費用。
さいごに
特別費は自由に使っていいお金とは考えていません。
何でも特別費として計上してしまうと、年間の貯蓄額を確保できません。
しっかり必要な特別費を計画し、予算内で抑えられるよう年間を通して調整する必要があります。
万が一、予算を超えてしまった場合は、翌年の特別費計画を見直す、他の生活費を見直し特別費に当てる工夫が必要です。
そして、年末に特別費が余ったら嬉しいですよね?
余ったお金はご褒美として自己投資するもよし、貯蓄や投資に回してもよし。

ーfinー