独身一人暮らし向け 家計管理方法 step.2ー年間予算を知るー
step.1では現状の収支を把握しました。
step.2では年間予算を把握します。
計画通りの貯蓄をするためには、家計の年間予算を考えます。
貯蓄=収入-支出です。収入>支出にしなければ、当然ながら貯蓄できません。
また、年間収入と年間支出を把握することで、年間貯蓄目標をたてることができます。
収入は人それぞれ。それぞれに貯蓄できる金額には限りがあります。収入と支出のバランスを無理のない範囲で整える作業をしましょう。
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【初心者】家計管理方法 step.1ー現状把握ー【独身・一人暮らし】
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年間収入を知る
月収だけではなく、ボーナスなども含めた年間収入を把握します。
この時、収入は手取りで計算します。
残業代や手当などで月々の収入に差がある方は、だいたいの平均額で記入してよいと思います。
ポイント
- 年収=月収+ボーナス+残業代・手当等
- 必ず手取り金額で計算
年間固定費予算
毎月の固定費×12ヵ月
step.1で把握した固定費を計算します。
固定費の中で毎月支払う金額が決まっている「毎月の固定費」を12ヵ月分計算します。
例えば下記などです。
- 毎月の家賃×12ヵ月=年間の家賃
- 毎月の通信費×12ヵ月=年間の通信費
- 毎月の保険料×12ヵ月=年間の保険料
水道光熱費等、季節によって増減すると思いますが、だいたいの金額で把握します。
「11月~3月・7月~8月はエアコンを使って電気代が高いから、少し上乗せしよう。」といった感覚で良いと思います。
あまり細かく予測しても後々の計算が大変になります。私の場合ですが、ざっくり計算することで挫折しないで楽になります。
年払いの固定費
step.1で確認しましたが、「年払いの固定費」とは、年に1.2度、数年に1度の支出です。
私の場合は、自動車税や資格の年会費、車検等です。
ちなみに、私は年払い固定費の項目が多くないので、後述する「特別費」と考えて予算を立てます。
自分が把握しやすいように調整してください。
年間変動費(生活費)予算
この年間にかかる変動費(生活費)の計算は、少し面倒に感じてしまいますよね。
月によって金額は変わるし、そもそも何にお金を使っているのか分からない。
まさに私です。
私の場合は1ヵ月簡単な家計簿をつけ、クレジットカード明細で何にお金を使ったか、ざっくり計算しました。
そのだいたいの金額に12ヵ月かけた金額を、年間変動費(生活費)としました。
前述した固定費と変動費(生活費)を合わせた金額が、月々の予算になります。まずはこの金額内で生活できるように頑張りましょう。
ポイント
- 月々の予算=固定費+変動費(生活費)
- まずは、この月々の予算内で生活することが目標
年間特別費予算
この特別費がやっかい…。
比較的高額な支出や予想外の支出があることで、月々の家計を圧迫し貯金を切り崩してしまう。落ち込むし挫折する原因になります。
自分の1年・数年間を振り返ってみましょう。
そして、今後1年間で必要と思われる金額を計算します。
私の場合は、前述した「年払い固定費」を「特別費」としています。
また、年に1.2回は旅行に行っているので、だいたいの旅行費用も特別費から算出するようにしています。
年間収支から貯蓄額を予測
おつかれさまでした。やっと収入・支出を把握できたと思います。
この収入・支出の把握が大変ですよね。
私が最初にこの年間の支出を知った時、「私はこんなにお金を使っていたのか!」「生きてるだけでお金はかかるな…」と、現実を思い知らされました。
年間貯蓄可能額=年間収入-年間支出です。
収入から支出を引いて、年間の貯蓄可能額を計算します。
これが現在の自分ができる貯蓄額です。
予想より少なければ、支出項目を見直し予算を立て直します。
しかし、年間で貯蓄できる金額には限界があります。貯蓄可能額は家計の内容によって様々です。
理想の予算と現実の予算は違います。無謀な貯蓄計画を立てると挫折する可能性があります。
家計管理初心者の私は、この貯蓄可能額を「今年の貯蓄目標額」とし、赤字にならない家計を目指しています。
ポイント
- 現在の自分がいくら貯蓄できるか知る
- 理想と現実の予算は違う
- 実現不可能な理想の貯蓄を目指すことは無謀
さいごに
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
頻繁に「だいたい」「ざっくり」と表現していますね。
なんせ、私の性格が大雑把でズボラ。最初から細分化すると続かないことは、自分が1番分かっています。家計管理をする上で、まずは適正目標を決めたいと思い、この方法にたどり着きました。
予算を立て実際に運用してみると、思わぬ支出や使いすぎで月の予算をオーバーしてしまうこともあるかもしれません。その度に落ち込み挫折してしまっては、元も子もありません。
オーバーした場合は、他の月で補いつつ調整していきましょう。
ーfinー